2009.12.10 大切にしたいもの
今年も12月に入って残りもわずかとなってきました。
仕事ではこの事務所初の実施設計物件である「越智運送店」が成功の中で竣工できたことがまずは大きい出来事でした。やはり大きな自信となって次につながってきています。
また、実に個人的な出来事ですが両親の祖母が相次いで他界しました。
幼少の時からずっと私を見守ってくれた人が離れていく事はもちろん寂しいのですが、逆に「越智運送」さんのプロジェクトが完成してもう会社が独り立ちして大丈夫だよとメッセージを送ってくれたかの様にも感じています。
今年の残りもそういったお世話になった方々への恩返しも兼ねて謙虚に仕事していきたいと改めて思っています。
2009.9.7 初設計監理物件竣工間近!
いよいよ9月15日に私達が事務所設立して初の実施設計+監理物件である「越智運送」さん
が完成します。
施工会社の所長がたまたま同年代、同じ学校卒業という幸運?もあって施工監理は順調に
進んで工事の出来映えも満足できるものです。
何より初めての経験でしたので無事に自分達の設計が完成して世に生まれる事の感慨は
何にも変えがたいものがあります。
また一方では「ここはこうすればよかった」という反省はもちろんあります。
これから施主、設計検査を迎えますがクライアントさんからどのような感想、指摘を頂く
か真摯に受け止めたいと考えております。
しかし完成度が高いのはとても嬉しいです。
2009.6.22 「難しい敷地」への回答
今日は、この事務所で得意としている事項について書きたいと思います。
以前よりなぜか私達の周囲には難解な敷地に対する依頼が多いのです。
すぐ皆さんがイメージできるような「土地の形」が複雑な敷地。いろんな法令が絡んでどう
建ててよいかわからない敷地などです。
特に商業施設での土地利用は周辺道路からのアクセスや駐車場の取り方でその後の経営に
決定的に関与してきます。
当然ある程度のセオリーはそこに存在します。
逆に言えば普通の敷地については私達でなくともある程度の回答は導き出せるとの判断なの
でしょう。それはそれで光栄な事ですが。
土地には高低差もありますので私達は常に3次元で物事を考え、いかに有効に投資を抑制して
希望に沿うかを時間に惜しみなく探求します。
きっと目からウロコな回答もあると思いますよ。
2009.6.16 「構造適合性判定を受審しました」
私達の事務所では現在設計中のプロジェクトにおいて初めて構造適合性判定を伴う確認申請
を取得しました。
敷地内に3棟ある計画建物の中で2棟が適合性判定の必要な建築物でした。
適合性判定は千葉の「建設技術センター」によるものでした。当初私共のスケジュールでは
1ヶ月程の審査期間を見込んでおりましたが5/7センター受付で6/8適合の通知を受けたので
ほぼ予定通り。
しかし適合性判定を受けるまでに事前の民間検査機関での図面審査は詳細のチェックがあり
私達の甘さもあってかなりの時間を必要としてしましました。(1.5ヶ月位かな)
元々は「マンション構造偽装問題」から発生したチェックシステム。最近では建築士を対象
とした指定講習会まで義務づけられて過日受講してきました。
冒頭で建築士の社会的倫理観まで確認がありました。
欧米では元々「聖職者」と位置づけられた職種であるのに日本では悲しい現実です。
話はそれましたが今後は設計者責任として、全ての設計図書間での図面の不整合や特に社会
に求められている構造図上での不具合を徹底的に排除して完全に近づけたいと心から思う
最近でした。
2009.4.22 「市街化調整区域って?何もできないの?」
この度は、当社のホームページを閲覧頂きありがとうございます。
BLOGでは「高橋総合計画の代表や所員」が日々の設計・デザイン活動の中で感じたり
実際の出来事としてあった事項を「ありのまま」に紹介させて頂こうと思います。
これから建築を考えている皆さんがこのBLOGを通して日常感じている事と見比べてみ
てください。そして私達にお手伝いする事がありましたらお気軽にお声をかけてください。
【市街化調整区域って?】
市街化調整区域って聞くと何も建設できない用地の様な響きがありませんか?
確かに市街化を抑制する目的で網掛けされる地域ですが、何も建設できない用地では
ありません。
私達がトライしているPROJECTも市街化調整区域が舞台になっています。
ただし、「大規模流通施設」といって大型流通拠点であったり、市街地に建設されると
市民の生活環境に影響を与える施設は建設が可能な場合があります。
今回は「流通倉庫」「運送業」といった他法令許可による裏付けをとりつつ、「大規模
流通施設」としての認可を行政より取得するしてPROJECTを進行しています。
こういった様々な法律の枠を超えて、相互にリンクさせる事によって困難な問題を解決
してゆく物件は私達が得意とするところです。
|